2016年8月17日水曜日

北朝鮮へ行ってまいります

地上の楽園、北朝鮮。
将軍様の国、北朝鮮。
アジアのワンダーランド、北朝鮮へ行ってまいります。

1.そもそも行けるんですか?

行けますよ!そりゃ行けます!
北朝鮮に旅行へ行く人は、お隣の国かつ共産主義国ということもあって中国人が多いらしいです。もちろん中国人だけでなくヨーロッパの国の人々や、敵国であるはずのアメリカ人も行けます。

さて、ところで…北朝鮮に行く日本人は1年でどのくらいいるでしょうか?
ネットをお散歩していろいろ得た情報によると、北朝鮮へ旅行に行く日本人は年間およそ150人くらいいるそうです。
少なッ!いや、当たり前だけどさ。北朝鮮に行きたがる日本人が年間何千何万人とかいたら嫌ですよ。150人程度でよかった。
それにしても、年間150人というのはどれくらい少ないのでしょう。
何か比較になりそうな数字は無いかな、と適当に様々な統計データを調べてみました。
  • 2015年度の年間の交通事故死者数…4117人
  • 2015年の全国企業倒産件数…8812件
  • 韓国に到達した脱北者数(2014年)…1397人
交通事故で亡くなる人より珍しい!!
脱北者より珍しい!!!

あれ…?おかしいな…?私ってそんなに珍獣なんですかね…?

2.どこ行くんですか?

主に平壌の色々な施設です。他にも開城と妙香山というところにも行きます。
個人的に注目している場所やモノについて簡単に解説していきます。

平壌国際空港

観光に来て空港が楽しみなんて奴がいるかよ…と思われるかもしれませんが。
平壌国際空港は2015年の7月に新しいターミナルが竣工し、現在使用中です。
皆さん、北朝鮮という国にどういうイメージを持っているでしょうか?まあ、あまり良いイメージは無いと思います。貧乏とか、みすぼらしいとか。
そんなイメージを覆す立派な空港です。まだ写真でしか見たことがないですが、大きさはそれほどでもないものの(国際線がある日本の地方空港と同程度でしょうか?)、見栄えという点に絞れば日本の羽田・成田空港や韓国の仁川国際空港にも引けをとらないように感じます。
どうせ虚勢を張ってるだけだとか、その裏で苦しんでる国民がいるんだ…とかなんとか言う人も多いでしょうが、観光客なんて例えそれが虚勢だろうが関係なく、すごいものがあったら素直に驚いて問題無いでしょう?
北朝鮮運営のポータルサイトより、平壌国際空港の紹介映像(日本語)

錦繍山(クムスサン)太陽宮殿

2011年末世界を騒がせた特大ニュース、金正日総書記の死去。北朝鮮に関心が無い人でも、ニュースでそれに関連する映像を目にし、特に金正日総書記の遺体の映像が印象に残っているのではないでしょうか。
金正日総書記の遺体が安置されていた場所、そして今も安置されている場所が錦繍山太陽宮殿です。
ん?2011年に死んだ人が今も安置されてる?どういうこと? と、思った方。金正日総書記の遺体は防腐処理を施され、今でも生前と同じ姿を留めたまま眠るようにそこにいます。これは金正日総書記の先代の国家指導者である金日成主席も同様。
ものすごいデカさ、ものすごい豪華さを誇る、まさに「宮殿」です。

後述の予定変更により、行けない可能性が高くなりました。

万寿台(マンスデ)大記念碑

ニュース等でも度々目にするものすごく大きな金日成主席と金正日総書記の銅像のある場所。銅像とその両脇の石像をまとめて万寿台大記念碑と呼びます。この場所自体は万寿台の丘とか呼ぶようです。
この場所こそまさに北朝鮮!ってかんじのスポットじゃないでしょうか?
結婚とか何かおめでたいことがあると平壌市民はここに報告に来ると言います。ちなみに、万寿台の銅像ほどの大きさは無いですが北朝鮮全国各地にこういった銅像はあります。

板門店(パンムンジョム)

北朝鮮と韓国が対峙している、その象徴。開城(ケソン)の南部に位置しています。
低いコンクリートの帯で示された軍事境界線。誰でも超えられそうな小さな境界線、それが韓国と北朝鮮の間を隔てる大きな大きな壁なのです。
この境界線を挟んで韓国軍と朝鮮人民軍の兵士が互いを監視しています。
この境界線をまたぐ建物、「軍事停戦委員会本会議場」の中でのみ、北朝鮮から韓国へ、あるいは韓国から北朝鮮へほんのすこしの間軍事境界線を超えることができます。
ちなみにですが…極めて稀な例ではありますが、特別な事情があり、特別な手続きを経た人物はこの境界線を超えて行くことができます。まあ、一般人にはまず無理ですよ。

科学技術殿堂

平壌中心部を流れる川、「大同江(テドンガン)」に浮かぶ「スク島」に建つ科学博物館です。今年の1月2日に竣工式を迎えたばかりの新しい建物です。「核」の形をしています。わかりやすい。
今、北朝鮮は科学技術の発展に力を入れています。核実験や「人工衛星打ち上げ」はそのためにやっているという名目なわけです。
国をあげて科学技術の強化に力を入れるからには、政府はそれをサポートせねばなるまい。金正恩委員長も積極的に現地指導を行い、科学者が住むための住宅街を作ったりなどしていて、科学技術殿堂もこうした動きの一環とされています。科学技術殿堂によって、学者や専門家のみならず、一般の市民にまで科学技術教育を施しているというわけです。
見どころはいろいろあるんですが、建物の中心部のドームにある人工衛星打上げロケット「銀河3号」(日本では長距離弾道ミサイル「テポドン2号」として知られていますね)の模型が一番の見どころだと思います。


北朝鮮運営のポータルサイトより 科学技術殿堂の写真

3.危なくないんですか?

個人的にはむしろ世界で最も安全な旅行ではないか?と考えています。
北朝鮮を旅行する外国人には必ずガイドが付き、全ての旅程で案内・付き添いをしてくれます。ガイドといえば聞こえはいいが、要は監視ではないか?と言う人もいるでしょうが、監視されたらまずいようなことをわざわざ旅先でやる人います?普通に観光に来る人なら仮に監視であったとしても問題無いでしょう。北朝鮮旅行者のブログを見てるとガイドは皆フレンドリーなようですから、心理的な抵抗は感じないものだと思います。それなら全然悪くないでしょう?ガイドがついている以上犯罪に巻き込まれる可能性なんてのも低いですし、そもそも北朝鮮だって平壌をはじめ、外国人が歩ける場所はかなり治安良いっぽいです。
あとは、北朝鮮ではやっちゃいけない言動や写真に撮っちゃいけないモノというのは確かにあるんですが、それは全て事前に説明されます。その上、仮に写真に撮っちゃいけないものを撮ったとしても、すぐに逮捕とかはされなくて、その場で削除を求められて消せば一件落着するようです。まあ、注意を受けてもなお何度も何度も何度も何度も撮っちゃいけないモノを撮るようだと流石に恐ろしい目に遭うでしょうが…わざわざそんなことしますか?観光目的で外国に来てるのに。
「北朝鮮は危ない」と言う人は、そもそも『海外旅行』で来た国でそんなことしますか?というような行動を例に挙げて危ないと言ってることが少なくないと思います。

ただまあ、否定し難い事実というのももちろんあるにはあります。
一つ、「拉致とかされない?」というの。いや、しかしこれはまずありえないと断言できます。確かに拉致をやりまくったヤバい国ですけど、観光で行く限りは、そして今この時代にはまずありえません。
理由はいくつかあります。まず、北朝鮮は航空機テロとか軍事挑発など様々な悪事を繰り返してきましたが、実行したことを認め、公式に謝罪し、世界に向けてそれを公表したのは拉致問題くらいなものです。それはつまり、拉致をやっていたことを認め、それはやってはいけないことでしたと謝罪した北朝鮮がまた拉致をやるメリットなんてのは皆無であるということです。
次に、北朝鮮国内で拉致された外国人というのはこれまで知られていません。敵対行為をして拘束された人は少なからずいますが、上述のようにやってはいけないことは事前に説明され、うっかりやってしまっても止められてお終いですから、拘束されるような言動というのは「意図的に」「制止を振り切って」やらなければありえないのです。
そもそも、拉致というのは誰がやったのか、何処の国がやったのかバレないように行われていましたから、旅行に来た人を拉致するなんていうバレバレ筒抜けな行為はするわけがありません。
したがって、観光目的で入国した人が拉致されるというのは今のところありえない話です。

二つ、「韓国との戦争に巻き込まれない?」というの。これはなかなか否定しにくい指摘ですが…
韓国と北朝鮮の対立はすでにおよそ70年ほど続いています。その間軍事衝突が起こりそうな事態は少なからずあったのですが、結局のところ戦争再開には至らず今まで平和に分断し続けたままです。まあでも、いつ再び戦争になるのか分からないというのがずっと続いているのもまた事実で…もし旅行中に戦争に巻き込まれてしまったら、それは70年に1度レベルの超悪運に襲われたと言うしかないでしょう。
ところで…そんな大事件が起こり得るのって北朝鮮だけでしょうか?北朝鮮および韓国なら朝鮮戦争再開、アメリカなら同時多発テロ、フランスならまだ記憶に新しいイスラム過激派組織によるテロの頻発などなど…そういう「何十年に一度の大事件」なんて世界のどこを旅行しても遭遇し得ます。そう思えば北朝鮮だけが危ないなんてことは無いと言えます。

三つ、「火山が噴火するという説がある」。これはね、無理です。否定できません。誰にも分からないです。自然現象なんてのは、誰にも分からないです。
北朝鮮と中国の国境地帯にある「白頭山(ペクトゥサン)」この山が噴火するのではないかという説が数年前から唱えられているとのことですが…もう知らん。天災のことまでわからんよ。それはもう気にしてらんない。以上。

四つ、「飛行機事故に巻き込まれないか」。これも知らん。ただ、北京-平壌間を飛ぶ飛行機は新しい飛行機だからそこまで心配いらないでしょうと思います。それに飛行機事故って、具体的にどれくらいかは忘れましたけどすごく確率低いですからね。統計上は自動車事故で死ぬ確率のほうが高かったと思います。普段車に乗ってて事故で死ぬことを心配しますか?結局はそういうレベルの話なんです。

…と、まあ、このようにですね。先程も書きましたけれど、「北朝鮮は危ない」とか言われますけど、そう言う人はだいたい「北朝鮮以外にも当てはまる」ことを取り上げたり「ありえない心配をしている」ことばっかりなわけです。私自身も「北朝鮮は良い国だ」とは思っていませんが、それにしてもそのようにして「北朝鮮は危ない」とか言うのは恣意的な印象操作もいいところではないでしょうか?


旅行というのは、それがどこの国であれその国の良いところを見に行くものだと思います。世間的には北朝鮮の良いところを見ようとしない人がほとんどだろうと思うので、我々みたいに北朝鮮の良いところを見たいという変わった人が世間の人々と意見が合わなくて苦労することなんてのは珍しくないと思うのですが。
しかしながら、分かっていただきたいのです。私はただ「旅行」に行くだけなのだと。「良いところを見に行く」だけなのだと。
観光される側が良いところしか見せようとしないのも、観光する側が良いところしか見ようとしないのも、考えてみれば普通の話なんですよ。まあ、北朝鮮はちょっと性質や程度が違いますけど…

北朝鮮に行きたい、行ってきますということを行った時、危険じゃないかとか生きて帰ってこいよと言われることが少なくなくて。だからそんなことないんだけどなと言いたい気持ちでこんなことを書き連ねてみました。

4.予定は?

元々は1日のうちに日本から北朝鮮へ行けたらなと考えていたんですが、いろいろ調べた結果ちょっと難しかったので経由地となる北京で一泊することに。その翌日に北朝鮮へと渡り、そこから4泊5日の旅です。日本を発つのは8月22日。帰国は27日の予定です。
台風の影響で予定が狂いまして、24日出発、29日帰国に変更になりました。

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