2015年7月4日土曜日

初音ミク Project mirai でらっくす韓国版購入遠征 in 大韓民国【番外編】

前編・後編は以下。
【前編】http://li-play.blogspot.jp/2015/05/project-mirai-in.html
【後編】http://li-play.blogspot.jp/2015/06/project-mirai-in.html

今回は番外編ということで、ゲームに関係ない話をお送りします。結果的にタイトル詐欺。

食レポ編
旅行中に食べたモノの簡単な食レポ
平壌冷麺
韓国料理として有名な冷麺ですが、正確には発祥は北朝鮮です。
北朝鮮といっても、現在の金一族が支配している「独裁国家の北朝鮮」発祥ではなく、それより前の時代に生まれたものです。この冷麺が北朝鮮発祥であることは、「平壌(ピョンヤン)」の名がついていることからも明らかです。
ちなみに、現在の北朝鮮でも「玉流館」の平壌冷麺が大変有名です。北朝鮮旅行の際には絶対に食べておくべき一品とも言われています。
平壌麺屋
この冷麺は「平壌麺屋」というお店のもの。どストレートな名前ですね。
詳しい情報はインターネットで調べれば出てくるのでもし気になる方はご自身でお調べいただきたいのですが、同じ名前のお店がいくつもあるようなので、この写真を頼りにしてください。
なお、私はお昼時に行ったのですが、何人もいる店員さんが必死に走り回っても追いつかないくらいお客さんが入り、食べ終わるころには店の敷地の外にまで列が伸びていました。ゆっくり食べたいなら、時間をずらしたほうが良いかもしれませんね。
日本で冷麺というと噛み切りにくい「盛岡冷麺」が有名ですが、平壌冷麺は噛み切りやすいのが特徴。平壌冷麺の麺はそば粉が主な原料です。
スープは非常にあっさり。牛肉からダシをとり、油を丁寧に取り除いたものがこのスープです。つまり、言ってしまえば「ダシの味しかしない」わけです。机の上にからしと酢が置いてあるので、お好みで入れて味を調整します。いっしょに出てくる白菜キムチや大根キムチを入れるのもいいかもしれませんね。
そば粉の麺に、油の無い肉のダシのスープ。そして酢にからし。平壌冷麺は、健康食なのです。
冷やし中華や盛岡冷麺など、しっかりとした味付けのされた冷やし麺に慣れた我々にはあっさりすぎて、初めて食べた時には拍子抜けするところもありますが、次第にクセになってきます。
あっさりスープにツルツルの冷たい麺。そして大根のさっぱりとした辛味が、夏の暑い日にピッタリです。
ところで、この餃子みたいなものは「マンドゥ(饅頭)」といいます。饅頭というよりは、蒸し餃子ですね。
向かいに座った会社員?二人組がマンドゥの5個セットを冷麺といっしょに頼んでいたのですが、なんとマンドゥを一個くださったのです。なんとありがたい!こんな良いことのある旅行ができるなんて、これほど幸せなことはなかなかありません。
お味は…食べてみても、やはり「蒸し餃子」!肉汁あふれる肉に、ニラのシャキッとした食感と辛味がたまりません。ニラの辛味が食欲を呼び、どんどんかぶりついてしまいます。ぶっちゃけ、冷麺より気に入りました。
このマンドゥは再び韓国に来る機会があったら絶対に食べたいですね。すごく美味しかった。
ところで…この店に限った話ではないのですが、韓国の料理屋はどこも途中から食べるのがつらくなるくらいたくさんの量が出てくるんですよね。そのわりにかなりお安い。この会社員二人組は、マンドゥを二つずつ食べてたわけですが、そこからさらに冷麺を食べ…すごい食うな!韓国人胃デカくね!
平壌麺屋についてはここまで。



咸興冷麺
これも冷麺。これも北朝鮮発祥です。(また冷麺かよ?)
実は北朝鮮発祥の冷麺には大きく二種類あります。一つが先ほどの「平壌冷麺」で、もう一つがこの「咸興(ハムンあるいはハムフン)冷麺」です。
平壌冷麺との違いは、主に麺。咸興冷麺はそば粉の割合があまり多くなく、芋のでんぷんが主成分です。すると、麺は非常にコシが強くなり、噛みきりにくくなります。
盛岡冷麺も実は咸興冷麺にルーツがあるとされています。だから同じく噛み切りにくい麺になっているのです。
また、平壌冷麺では麺がスープに浸かった「水冷麺」がポピュラーであるのに対し、咸興冷麺はこのように汁なしの「混ぜ冷麺」として食べるのがポピュラーです。もちろん、咸興式の水冷麺もありますよ。平壌式の混ぜ冷麺があるかは、確認してないのでよくわかんないっすね。調べればたぶんすぐ分かります。
この冷麺は「元祖咸興冷麺」のものです。

今回注文した咸興冷麺は「フェ冷麺」。「フェ」とは日本語で「刺身」のことです。
しかし、刺身といっても日本人の多くが想像する「刺身」とはかけ離れていると思います。この冷麺に入っている刺身は、「ガンギエイ」の刺身です。骨付き・皮付きの刺身で、コリコリ・ジャリジャリした食感が特徴。
真ん中にある一見野菜か何かのつけものにも見えるものがガンギエイの刺身
韓国料理で、強烈な臭いのする発酵食品「ホンオフェ」というのが有名ですが、それと同じ種類の魚です。しかし、ガンギエイを発酵させて食べるのは現在ではどうやら韓国の田舎のほうでの話らしく、このガンギエイは発酵していない、臭いの無い新鮮なガンギエイです。

さて、この冷麺の食レポ。
噂通りの噛み切れなさはマジでした。しかし、麺が細いので噛みきれないと思うほどのコシはあれども、実際にはそう手こずりすぎることもなく噛み切れます。ちなみに、冷麺は出される時に店員さんがハサミを持ってきて、切りましょうか?と訊いてくれます。これはどこのお店でもそうです。私はあえて切りませんでしたが
一見辛そうに見えるこの汁は… あれ、意外と辛くない。それどころかひんやりするからかなりキーンとするぞ。 …なんて思っていたんですが、少し箸を休めると口の中がカーっとしているのに気がついた!お、なかなか辛い!
しかし、じわじわと攻めてくるような辛さなので思わずリアクションをとってしまうようなかんじではありません。「あー… 辛いなコレ…」と小声で呟いたくらい。でも私は辛いの得意なほうなので、辛いの苦手な方はご用心。
このじんわりヘビーな辛さと、大根のスッキリライトな辛さがキンキンの冷麺と相まって、むしろ清涼感を生むという暑い夏にピッタリな辛味料理でした。
ガンギエイの刺身は…これはクセモノ料理だなぁ…。好きにも嫌いにもなりきれません。
ただ…自分の場合好きにも嫌いにもなれないクセモノ料理はこわいもの見たさにまた食べて結局ハマることが多いので、次食べることがあったら感想が変わってるかもしれません。
咸興冷麺についてはここまで。


ユッケジャン
後述しますが、韓国のはずれのほうで適当に入った食堂で食べたユッケジャン。
グツグツアツアツ、そして辛い!汗が出てくる!ちょっぴり酸味がアクセント。
ご飯をぶちこんで食べました。
おかずもどれもおいしい!途中から苦しくなるほどの量はここでも相変わらずですが、おいしく完食です。
辛いもの好きの私にはサイコーでしたが、辛いものが苦手な人には…?しかも暑い日だったしね。


大韓航空機内食(行き)
機内食。こちらは行きに食べたもの。10時?11時?そのくらいだったかな。エコノミークラスです。
めっっっっちゃうまい!!…ということはないんですが、「家庭の味高レベル帯」程度のおいしさはあります。庶民的なメニューで私の口によく合いました…鶏肉おいしい。正直高級な料理よりこういう料理のほうが好きです。
今気づいたんですけど、ご飯にパンがついてくるとか、主食どうし喧嘩してますねこれ?
ついてきたバター(ゼリーと同じ器にちらっと見えるやつ)はおそらくパン用だったと思うんですけど、私は鶏肉と野菜に乗っけて食べました。ああおいしい。
あとなんだろ…当たり前のことではありますけど、飛行機の上、空の上なんていう本当は何もないはずの場所で温かくて美味しい料理が食べられるっていうこと、すごく幸せを感じました。いやほんと、こんなのが当たり前だなんてなんて幸せなことかと思います。


大韓航空機内食(帰り)
続いて帰りの機内食。帰りは魚の肉だったかな?忘れちゃった。
左上のは玉ねぎの煮物だったと思います。 …玉ねぎあんま好きじゃねんだ。でもこれは美味しかった。でもやっぱり玉ねぎは苦手だから、また食べたいとは思いませんでしたね。
帰りの機内食は、真ん中奥にあるブルーベリーチョコがすごく美味しかったです。ブルーベリーをチョコに練り込んでるのかな?まあとにかくチョコの甘みにブルーベリーの酸味がマッチしててとても美味しかった。これまた食べたいですね。そんな特別美味しいものでもないはずなのに、忘れられない味でした。

なんか気になるもの編
旅行中見つけたなんか気になったものを紹介。

「有料駐車場」
有料のくせにボロボロじゃね?とかそんなしょうもない理由で撮りました。
ロッテ ワールドモール?にて。
チャムシル駅近くにはロッテのデパートみたいなのが並んでるんですが、ここがロッテワールドモールモールなのかロッテデパートメントストアなのか忘れてしまいました。
ジブリのショップ
同じくロッテワールドモール?にて。
ネコバス
照明の位置が都合悪くて上手く撮れなかったんですが、行き先は「ソウル」になっています。
ところで、このお店の名前ですが、看板には「どんぐりの森」と書かれています。
しかし、日本でのジブリのショップの名前は「どんぐり共和国」。
なぜ韓国では「共和国」から「森」へと変更されたのか?
おそらくですが…北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)絡みの事情ではないかと思います。
ロッテワールドモールのアクアリウム
入ってみたかったんですが当たり前っちゃ当たり前ながら有料なのでやめました。
そんなに高くなかったから入りゃよかったのに。けち。
ん、この島は…?
ホテルの近くにあった食堂。さて、この看板、何と書いてあるでしょう。写真が大ヒント。
正解は、独島 マグロ
いやぁ…笑っちゃったよねwww
じゃあ反日感情の強い店なのかと思ったら、よく見ると日本画っぽいのれんが下がってた。
うーん?何を考えているんだろう?
勇気が無かったので入れませんでした。
仁川国際空港にて
この山は、朝鮮民族の聖山として崇められる「白頭山(ペクトゥサン)」
なお、この山は北朝鮮と中国の国境地帯にあります。
北朝鮮のプロパガンダにしょっちゅう登場する山でもあります。北朝鮮の発表では、金正日総書記生誕の地。朝鮮中央テレビのニュースの背景にもよく出てきますね。
しかし韓国人にも神聖視されているのは確かなようで、中国には韓国人向けの白頭山ツアーがあるといいます。中国側から訪問するわけですね。
ちなみに中国では「長白山」と呼ばれます。朝鮮民族のあいだでもかつてはそう呼ばれていたとか。
写真でしか見たことはありませんが、神聖視されるのも納得の美しさです。山頂のカルデラ湖がとても美しい。春夏秋冬違った趣があります。冬と春が特に素晴らしいですね。
韓国任天堂が入るビル。たぶん。
韓国任天堂は普通のオフィスビルの中に入っています。
たぶんここで合ってると思うんですが、フロアガイド等は発見できず、ここに韓国任天堂が入ってることは確定できませんでした。
このビルの横には小さな庭があり、とてもキレイでした。一休するにはたいへん気持ちの良い場所でした。


民間人統制線ツアー
知ってる人は知っているとおり、韓国と北朝鮮は「停戦中」です。
ですから、韓国と北朝鮮を隔てるものは「国境線」ではなく「軍事境界線」です。
軍事境界線の前後には「非武装地帯」があり、そのさらに外側に韓国が設定している区域が「民間人統制区域」です。そして、民間人統制区域と一般のエリアを隔てるのが「民間人統制線」です。
今回いろいろあって民間人統制線に接近してきたので、その様子について。
民間人統制線にあわせて張り巡らされた鉄条網
移動中のバスから撮ったのでとてもブレていますが、川の前に貼られた鉄条網が見えるでしょうか?これは北朝鮮が攻撃を仕掛けてきたときのためにあります。
が、この川の向こうはまだ北朝鮮ではありません。たしか。
ですから朝鮮人民軍はこの鉄条網の前にもっとたくさんの障害を乗り越えないと韓国の人がいる場所には踏み込めないわけです。
ところでなぜこんなところに来たのか?というと…
烏頭山統一展望台
この展望台に行きたかったんです。
ここは特別な手続き無しで入れる場所のうちで、最も北朝鮮に近い場所のひとつ。
詳しいことは「烏頭山統一展望台」で調べていただけば分かるので、説明は省略。

で…この近くのバス停までは行けたんですけど、下調べ不足で結局この展望台には行けなかったんですね…残念だぁ…
北朝鮮のビールとか売ってるらしくて、それが欲しかったんですけど…

で、仕方ないからバス停のある町を歩いて回ったんですよね。そんな物騒な町にしてはけっこう賑わってる様子でした。ちなみにその町で食べたのが先ほどのユッケジャンです。

で…適当に歩いてたら、地元の人さえほとんどいない場所に来て…
高い塀に鉄条網…明らかに軍事施設と思しきものとか見えたりして…
で、見えてきたのが
この上には大きな道路が通っています。バスが通ってきた道です。
しかしこの向こうは民間人統制区域のようで、ここからすでに攻撃的な雰囲気です。
民間人 統制線
で、道路沿いにさらに進んだらこんなのが見えてきて…ああ、ここ民間人統制線なのか…と実感したわけです。
ここは一見素通りできそうに見えますが、向こう側はフェンスで通りぬけは無理です。
しかもフェンスの向こうには軍人と思しき人が見えます。ヘタに近づいたらこっぴどく叱られたり、物騒な場所で長々と事情聴取されたりすることもあるかもしれません。

まあその…
結局展望台に行こうとしたこの日の成果はほとんどこれだけ…ユッケジャンおいしかったとかそんくらい…


飛行機
撮りまくった飛行機の写真を掲載。
世界最大の旅客機 エアバス A380
2階建ての化け物飛行機

A380のエンジン

たぶんボーイング777。


エアバスA380登場まで世界最大の旅客機だったボーイング747。
一部が2階建てです。
日本ではジャンボジェットの名で有名ですね。


ボーイング777?よくわからん。


って、いうかんじで。
これでひと通り今回の旅行のことは書ききったかな。
散らかってる記事だなぁ…

またなにか書きたいこと思い出したら書くかもしれません。


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